
将来ではなく、今からできる “離島に移住” という選択。
〜移住するまでの決断、出会いからうまれた島での生活。〜
“将来はのんびり島暮らしがしたい。”
“都会の中である程度仕事してからじゃないと、島暮らしなんて夢のまた夢。”
“青い空、青い海!いつか毎日見て過ごしたいな。。”
そんなことを思ってる方は多いのではないでしょうか?
離島に移住、意外と簡単にできるんです。
実際に、わたしが移住した島には毎年およそ1000人ほどの移住者がいます。
わたしが離島に移住するきっかけとなったこと、そしてそのために何を大切に動いていたか?
リアルにお伝えしたいと思います。
わたしがなぜ、離島に移住することになったのか?

離島に移住するきっかけとなったのは、
大学在学中、机上だけの勉強では物足りなくなった時。
1人旅をし始めたことがきっかけでした。
元々沖縄が好きなこともあり、沖縄の離島を転々と旅している中で、宮古島に出会いました。
沖縄の旅を終え、10日後にはリュックひとつを抱え宮古島行きのチケットを握りしめていました。
わたしが敢えて、宮古島を選んだ理由。
旅の中では、宮古島の他に石垣島、八重山諸島もまわりました。
その中でも特に、宮古島の空気、景色、人々が忘れられなかったのです。
宮古島に移住した人たちのなかには、”宮古島マジック”なんて言葉を口にする人が居ます。
宮古島に魂を置いてきてしまう…。沖縄の方言で、 “マブイ(魂)を落としてきた。”
まさにそんな感覚です。
というのも、ダイビングのライセンスを取るために、宮古島には長く滞在していた為、旅行というよりは生活をするように滞在ができたのが1番の要因だと思います。
その中で出会った、そこに居る人の生き方かが、その頃のわたしからみたらとても刺激的で、そんなところに惹かれていったのです。
宮古島ってどんな島?
宮古島は本当に素敵な島です。
沖縄ならではの気候、人柄。
東洋一美しいと言われる、与那覇前浜ビーチがあります。
珊瑚が隆起してできた島なので、山や川がありません。そのため土砂が海に流れ込まず、雨が降っても海の中はとっても綺麗なのです。
東京からだと、那覇乗り換えでLCCなどを使えば片道1万円かからずに行ける時も。
最近では成田→伊良部島(宮古島から橋がかかっている離島)のLCCが飛んでいたり、アクセスもとても良くなってきている島です。
そんな島に、何故そんなに早く移住を決断できたのか?
まず、今までの生活のこと。
気持ちの部分では、それまでの生活を手放すということは簡単でした。
これからどうしよう…
今まで積み上げてきたものが…
そういったものは一切ありませんでした。
わたしには今、あの場所で住むということが必要なんだと、本気で思っていたからだと思います。
家を引き払い、アルバイトをやめさせてもらい、家族や友人と話をして、準備を進めました。
実際に必要な荷物はとても少なかったので、移住する際に持っていった荷物はリュックひとつで済みました。
そして移住先へのアプローチ。
島への移住、そしてその後の生活をおくることに対して、1番大切なことでした。
それは、
「人と出会うこと。」
・宮古島での職
旅中に、ゲストハウスで出会った友達に連れて行ってもらった民謡居酒屋で
住みたいならここで働け!と言ってくれていたオーナーにすぐさま連絡をして、そこで働かせてもらっていました。
・宮古島での住居
働かせてもらっていたお店の寮に住んでいました。
離島ならではの、リゾートバイトの需要もあるので
寮付きのアルバイトは多いのです。
ちなみにこの時わたしは貯金はほぼゼロ。
働いた分のお給料から家賃や光熱費が出るシステムで、食事はほとんど賄いだったので、初期費用は全くかかりませんでした。
そんな簡単に、宮古島での職は見つかるのか?
すこし心配なところだと思います。
宮古島では、「生産年齢人口」が全体の60%、それ以外の人口が40%になっています。
この数値が一体なにを意味するのか?
それは、”宮古島では、「生産年齢人口」が圧倒的に足りていない”
つまり”宮古島は働ける人を求めている”ということです。
ということで「仕事に就く」という点に関しては特に心配はないのです。
旅行で味わう「非日常」ではなくなるないうこと。
離島に移住したい!という気持ちが本気ならば
それを伝えて、聞いてくれて、受け入れてくれる人がかならずいます。
その出会いにアンテナを張って、気持ちを伝えるということ。
これが移住に近づく第一歩、そしてなによりも大切なことだと私は思います。
ただし、実際に移住して長い間暮らしてみると、旅で感じていた「非日常」感は大抵なくなります。
慣れが生じて「非日常」が「日常」になってくるのです。
それも踏まえた上で、どんな場所で住みたいか?そしてどんなライフスタイルにしていきたいのか。
1度立ち止まって、考えて、話してみたり、行動してみる。
自分自身がしたい生活スタイルを見つけだす。
その種まきは、今からでもできるのではないでしょうか?